一人が寂しいと感じることがなくなった。
小学生時代、人に会いたい気持ちが常にありました。
近所の子と毎日遊んでいた頃。
家のチャイムを押して友達を呼び、スポーツをしたり、テレビゲームをしたり。
電話でグダグダ話すことはありませんでしたし、その発想すらありません。
とにかく実際に会ってコミュニケーションをとることだけでした。
遊んで帰ると、いつも寂しく感じていました。
メールで話すことが多くなったのは中学、高校でケータイを使うようになってから。
家に帰っても友達と気軽に連絡を取り合えるのはいいのですが、メールが来ないと寂しく感じていました。
大学生になると、ソーシャルメディアを利用するように。
起動させて、タイムラインを覗くと多くの人と一度につながっている気分になりました。
Twitterでは常に誰かがつぶやいているので、一人で寂しいと思う時間が次第になくなってきました。
しかし、多くの人とコミュニケーションを取り続けるため、少し忙しく感じるようにもなりました。
コミュニケーションに追われない時間も作る必要があるのかもしれません。
一人で寂しく、物思いにふける時間。
そんな日が作らずともあった昔を少し懐かしく思います。

- 作者: 正高信男
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