俺たちの世代について語っているんだぜ〜!
「パンクの先駆けとなった」と私が勝手に解釈しているThe Whoのナンバー、
「My Generation」は初期の曲の中でもかなり好きなものです。
「俺たちの世代について語っているんだぜ〜!」
と歌っている発売当初の音源。
社会や大人を疎ましく思い、激しく不満をぶつけているように感じました。
大人に反抗しながら、一人の自立した人間(=大人)として見られたいというアンビバレントな感情。
反抗期や思春期の少年が持つこの複雑な気持ちをそのまま吐き出したような勢いのある曲です。
初期The Whoの文句無しの名曲と言えるでしょう。
現在でもライブでよく歌われ、2012年のロンドンオリンピックの閉会式でもこの曲が披露されました。
70歳近いダルトリーがこの曲を歌うのを聴くと、円熟した「My Generation」と言うべきか、発売当初の音源とは違うものを感じます。
初期のこのナンバーは社会や大人への反抗でした。
しかし、現在は「年齢に負けずにいつまでも歌い続けてやる」という決意が私には感じられます。
「(これからもずっと)俺たちの世代について語っているんだぜ~」