「肩凝り」を理解したのは大学生になってから
大学に入ってから初めて「肩凝り」を理解しました。
この言葉とこれの表す身体の状態がようやく一致した瞬間。
大掃除の後のようなスッキリした気持ちになったことを覚えています。
同時に、これまで「肩凝り」になったことがあることにも気づきました。
つまり、それまではなっていたにも関わらず、認識していなかったということになります。
「肩凝り」に限らず、「胸焼け」や「胃もたれ」などの身体の状態を表す言葉がどのように理解されていくのか。
この「肩凝り」の例を検証することで、解明できる気がします。
ちなみに「肩凝り」とは
です。
もちろん、高校生までの私も「肩凝り」の辞書的意味は知っていました。
しかし、それがどんな状態なのか、感覚的に理解することができていませんでした。
なぜでしょうか?
「車運転すると肩凝るわ。」
「仕事の後は肩が凝る。」など
このような親の言葉を聞いて育ってきたためか、
- 「肩凝り」は大人にならないとならないもの
- 車の運転や仕事などのような大人らしいことをしないとならないもの
だと勘違いしていたからだと思います。
そのため、「肩凝り」の状態になってもこれは違うものだとみなしていたのでしょう。
そんな私も大学に入学。
そして、アルバイトやパソコン作業、車の運転をよくするようになりました。
高校生時代、勉強をした後にも感じたあの肩がなんとなく重くなる感じ。
これを大学生でも感じたことで、「これが「肩凝り」なんだ!」とようやく理解することができました。
したがって、身体の状態を表す言葉は
- その言葉が使われている場面を見ることで、どういう状況で使われているのかを知る。
- 自分もその言葉を使っている人と似ている、または、同じ場面を経験をすることで、その時の身体の状態から感覚的に知る。
この2つの「知る経験」で理解されるものなんじゃないかと思います。
でも、他にも理解のプロセスはありそうなので、またの機会に考えたいですね。
あぁ、「胸焼け」も「胃もたれ」も早く理解したい。たくさん飲んで、たくさん食べればわかるかなぁ。

- 作者: 佐藤青児
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