ネットとリアルの垣根
いつからかネットとリアルの垣根がなくなってきているような気がします。
ひと昔前の本では「ネットの世界では〜」という形で論じることが出来ました。
今は様々な性格を持つサービスやメディアが出てきました。そのため、それらを「ネットの世界」という言葉一つで片付けられなくなっています。
そうなる前は「ネットの世界」というと匿名のユーザーたちが、同じく匿名で不特定多数の人とコミュニケーションをする世界でした。
そんな世界を変えたのがFacebookであると私は思います。
それにしてもFacebookの存在はかなり大きいです。なぜなら、いきなり匿名の分厚い壁を取り除いたからです。
それにより、Facebookの普及以降、他の様々なサービスにもかなり寛容になったのかもしれません。
実名に抵抗がなくなると同時に、ネットで自分の考えやプライベートを発信することにも積極的になってきた気がします。
その結果、ネットの世界にリアルが一気に流れ込むようになりました。これが現在、ネットとリアルの垣根がわかりにくくなっている原因かもしれません。

ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学 ちくまプリマー新書
- 作者: 西垣通
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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