授業参観はおかしい
オープンキャンパスやインターンシップ、そして、授業参観。
これらに共通しているのは「普段の様子」を見てもらい、理解を深めることが目的である点です(もちろん、それぞれ他にも目的はありますが)。
この中でも授業参観は誰でも経験したことがあるでしょう。
教室の後ろに保護者が立ち、我が子の授業を受ける様子を見守る。あらかたこのようなものではないかと思います。
しかし、授業参観の日を特別に設けていること。これにより、「普段の様子」とは異なる授業となる場合が多々あります。
例えば、「私のお父さんお母さん」のようなテーマの作文を生徒に発表させるもの。これはドラマでよく見られます。
他にも、いつもは手を挙げない生徒が急にハキハキと発表しだしたり、普段より先生の授業に熱がこもっていたりなど。
「いつもと違うな。」
そう感じることがあったと思います。
引っ込み思案な子はこれを機に手を挙げて発表しようかと考える。成長のチャンスとなる場だったのかもしれません。
しかし、「普段の様子」を見てもらい、理解を深めるという本来の目的の達成からは遠くなります。
そのため、いつでも見学OKにするのがいい方法だと私は考えます。
保護者が都合の合う日に窓口で入校証をもらい、校舎の中を見て回る。これにより、学校の「普段の様子」を見ることが出来ます。
冒頭に挙げたその他のイベントも同じようになればいいのですが、クリアすべき障壁がいくつかあって、難しそうです。

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