ちょっとひとやすみ( ˘ω˘)

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私の故郷の「亥の子」

「今夜は亥の子、祝わん者は、、」
毎秋玄関前で、子供の元気な声、
そして、地面に「棒」を叩きつけるバンッという音が聞こえます。

これは私の故郷の「亥の子」という年中行事。地元の子供会で行っています。そのため、小学生時代の思い出の一つでもあります。

この行事の概要は以下のようなもの。
・田んぼの「稲わら」を集めて、紐やロープで縛り「こん棒」のようにした物を子供たち(小学生から中学生の男子)各人が持ち、唄にあわせて玄関前でつく。来訪を受けた家では、小遣い銭を渡す。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/亥の子:titleより

病気の防止や子孫の繁栄などを願うお祭りということになっています。

子供はこのことを微塵も考えていないはずです。もしかすると、大人の中に認識している人がいるかもしれませんが、

まさか、誰も信じていないでしょう。

では、なぜ彼らはこの行事に参加しているのでしょうか?

「伝統だから?」
私はこの理由以外に何かがある気がしてなりません。

「ただ集まって何かをするのが楽しい」
この単純な想いのもとこの行事が続いているのではないかと思います。

朝から晩まで村の家々を訪問。そして、声を張り上げ、「棒」を地面に叩き続ける。かなりキツイはずです。

それでもやっていけるのは、
  • 亥の子をしている時の一体感
  • 「棒」を叩きつける時の爽快感
  • 移動中の何気ない会話の楽しさ
  • 様々な人に会える喜び
  • 終わった後の達成感、、、
これらを感じられるからでしょう。少なくとも私はそうでした。

世の中にある多くの祭りも伝統うんぬんより「ただ集まって何かをすること」に魅力を感じているから、続いているのかもしれませんね。

創られた伝統 (文化人類学叢書)

創られた伝統 (文化人類学叢書)